NHKスペシャル「街道をゆく」長州路・肥薩のみちのテーマ

「長州藩と薩摩藩はなぜ明治維新の原動力になりえたのか」このテーマは、維新革命に大きな関心を持つ司馬遼太郎にとって、重要な問いであった。
そして「街道をゆく」の最も初期に、山口県の「長州藩」熊本県、鹿児島県の「肥薩のみち」を紀行し、その原因を探っていく。
司馬遼太郎は維新達成の主要な原因を、江戸日本の諸藩が持っていた個性と多様性に求め、その中で特に強烈な独自性を持っていたのが長州、薩摩両藩であったと見る。
両藩は関ヶ原の敗戦後、独自の藩体制をつくりあげていく。その結果、長州藩の先見的な革新性、薩摩藩の強固な武士気質ができあがった。司馬遼太郎はこうした二つの風土の気風を通して現代につながる日本を思索する。

NHKビデオ「NHKスペシャル街道をゆく」5(長州路・肥薩のみち)
発行/NHKソフトウェア 発売元/朝日新聞社、紀伊国屋書店 4,725円
(C)NHK SOFTWARE

(注)これらはあくまでも司馬史観でとらえた歴史の一部であり蒲生町の公式な町史ではありません。
「NHKスペシャル街道をゆく」5(長州路・肥薩のみち)のプロモーションの一環として、NHKソフトウェア殿から著作権許諾を得て、一部ナレーションを使用しております。
                                                   山下憲男 
      


NHKスペシャル「街道をゆく」(ナレーション)とともに蒲生を歩く               
司馬遼太郎の遺産「街道をゆく」とともに蒲生を歩く(詳細編)